なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼公園の砂地に舞う揚羽蝶

f:id:digibirds:20170910182913j:plain

 

上の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USM×1.4テレコンバータ付きをCanon EOS 7D Mark II に装着して手持ち撮影しました。

 

手賀沼公園の砂地の上をヒラヒラとアゲハチョウが舞っていました。

 

どこにもとまらないで舞っていました。

 

「とべる身の 降りがたく見ゆ 揚羽蝶」( 山口誓子

手賀沼のカワセミ

f:id:digibirds:20170909172610j:plain

f:id:digibirds:20170909172633j:plain

f:id:digibirds:20170910110029j:plain

f:id:digibirds:20170909172727j:plain

f:id:digibirds:20170909172756j:plain

上の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USM×1.4テレコンバータ付きをCanon EOS 7D Mark II に装着して手持ち撮影しました。

 

手賀沼の西に太陽が沈む頃。葦の茂みに西日がいっぱい降り注ぎます。

 

スィッとコバルトブルーの光が直線的に葦の茂みに走りました。飛ぶ宝石、翡翠カワセミです。

 

錆びた鉄のパイプの上にとまっています。

 

この場所から魚を狙うのですが、うまく見つけれないようです。

 

カワセミは次の漁場に飛び去って行きました。

 

 

帰ってきたミサゴ

f:id:digibirds:20170908192144j:plain

f:id:digibirds:20170908234936j:plain

 

f:id:digibirds:20170908234845j:plain

f:id:digibirds:20170908192237j:plain

上の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USM×1.4テレコンバータ付きをCanon EOS 7D Mark II に装着して手持ち撮影しました。

 

9月8日午後、手賀沼に行ってみるとミサゴが杭に止まって魚を食べていました。

 

手賀沼のミサゴも避暑地から帰ってきたようです。

 

「 みさご居る 沖つ荒磯(ありそ)に 寄する波

          ゆくへも知らず 我(あ)が恋ふらくは 」  

                       (万葉集 作者未詳)

(意訳) 

 みさごが棲(す)んでいる沖の荒磯に寄せる波は、どこに行ってしまうのかわかりません。

 私の恋もこの波と同様どこにいってしまうのでしょうか?)

 

 

注:ミサゴはタカ目ミサゴ科に分類される大型の鳥類です。空中から急降下して魚を獲ることから、古くから「魚鷹(うおたか)」の異名を持っています。英名は「オスプレイ」といい、あの有名な軍用機オスプレイ」の語源にもなっています。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

f:id:digibirds:20170906164349j:plain

f:id:digibirds:20170906164408j:plain

 

  上の写真はキヤノンコンデジCanon PowerShot SX530 HSで撮影しました。

 

 「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」  (天智天皇

 

意訳:秋の田の側につくった仮小屋に泊まってみると、屋根をふいた苫の目が粗いので、その隙間から忍びこむ冷たい夜露が、私の着物の袖をすっかりと濡らしてしまっているなぁ。

 

田んぼの稲もたわわに実る季節になりました。

 

手賀沼周辺の田んぼも「稔りの秋」を迎えています。