なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

三番瀬のミヤコドリ

三番瀬は、3.11東北大地震以来閉鎖され、ようやく4月20日解禁になりました。久しぶりに三番瀬のミヤコドリに会うことができました。万葉集伊勢物語に出てくる]「みやこどり」は、昔からユリカモメかミヤコドリか論争されてきたようですが、伊勢物語のミヤコドリは、ユリカモメでほぼ決着、万葉集のミヤコドリは、ミヤコドリが有力のようです。

「舟競(ふなぎほ)ふ 堀江の川の 水際(みなきは)に
    来居(きい)つつ 鳴くは 都鳥かも」 
              巻20-4462 (大伴家持作と推定)
ミヤコドリの赤、黒、白のの色彩が際立ってきれいです。鳥たちは、何事もなかったような、平和な様子です。今年は何事もないように祈らずにはいられません。