なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

干潟のキョウジョシギ

キョウジョシギが干潟を忙しそうに歩き回って、餌さがしをしています。一生懸命です。こちらがカメラを構えていても平気です。ずいぶんあちこち歩き回ると感心してしまいます。場所を移動する時は、低空飛行して近くに移動します。

閑話休題

私が、サラリーマンとして会社勤めを始めた頃(1960年後半)、毎日とても忙しくて、午後11時過ぎに帰宅していました。今日という一日が終わり、使い果たした身体と心を静かに横たえる、午前零時に、ジェット・ストリームが、始まります。当時のオープニングのナレーションは、「遠い地平線が消えて〜」ではなくて

「太陽が沈んでからもう
ずいぶん時が流れました
昼間の雑音と埃に汚された時間は
すっかり宇宙の果てしない暗黒の中へ
吐き出され
今 私たちのまわりを
音もなく流れている時間は
高度1万メートルの空気のように
フレッシュです
地球の自転によって
成層圏に起こる壮大な大気の流れ
ジェットストリーム
その神秘な永久運動さえ
この純粋な時間の流れの中では
夜の潮騒のように
私たちの身近に迫ってまいります 」

というものでした。このナレーションは、1日の疲れを癒してくれました。
後で分かったことですが、このナレーションは、ジェット・ストリーム1千回放送まで流れたもので、日本航空職員の伊藤酒造雄 作のものでした。その後、彼の高校の同級生の放送作家、堀内茂男 作の「遠い地平線〜」に変わったのですが、最初のナレーションの「昼間の雑音と埃に汚された時間は すっかり 宇宙の果てしない暗黒の中へ吐き出され」の文句も忘れ難いものです。

販売している音楽CDの中にもこのナレーションがあってもいいのに・・・