なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ダイサギ飛翔

秋の青空をダイサギが飛んでいました。私の周りをぐるっと旋回して飛んで行きました。ゆっくりと優雅に飛んでいました。

「こももじろ 飛ぶ朝空は いやあをく
遠山垣に 傾きて居り」 中西悟堂
   (「こももじろ」は、ダイサギの別名です。)



閑話休題   カーメン・キャバレロ


会社づとめをしていたころ、帰りの途中駅は、上野駅でした。上野駅の通路のカラオケ・カセットなどを売っているコーナーで、カーメン・キャバレロのCDを見つけました。ほろ酔い機嫌の私は、この安物CD(多分千円)を買い求めました。カーメン・キャバレロは、アメリカ映画「愛情物語」の華麗なピアノで有名だったので、なんとなく衝動買いをしてしまいました。

愛情物語は、1930年代から1940年代にかけて活躍した実在のピアニスト、エディ・デューチンの生涯を描いたアメリカ映画で、タイロン・パワーキム・ノヴァクの代表作です。 タイロン・パワーが演奏するピアノは、エディ・デューチンと親交のあったカーメン・キャバレロが演奏しました。 この映画に使われた「to love again」はショパン夜想曲第2番変ホ長調をアレンジしたものでした。

カーメン・キャバレロ(Carmen Cavallaro, 1913年5月6日 - 1989年10月12日)は、ニューヨーク出身のアメリカのピアニストです。クラシックからポピュラーまで幅広くこなしていました。ピアノ・タッチは、「キャバレロ・タッチ」と称される、華麗で、細かい装飾音もまじえた演奏で有名でした。

このCDには、『ショパンポロネーズ』も入っています。この曲は、ショパンの「英雄ポロネーズ」を、ポピュラー風にアレンジしたもので、キャバレロらしい、華麗な装飾音とリズムの演奏でした。

その他にも、このCDには、「愛の誓い」「愛の讃歌」「トゥナイト」「シェルブールの雨傘」「ソラメンテ・ウナ・ベス」「ビギン・ザ・ビギン」「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」「モア」「スマイル」「そよ風と私」「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などが入っていました。

「企画・製作 エールディスク株式会社」という、このCDは、衝動買いしたCDですが、時々聴いてみる、愛聴盤となっています。駅の通路で買ったCDでも、優秀なCDもあるものです。