なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

町の中のジョウビタキ

最近、我が家の近くでジョウビタキの雌をよく見かけます。先日も、玄関前の小道の上で、餌を探している、雌のジョウビタキに会いました。ウロウロしています。リュックの中にあるカメラを、取り出している間に、逃げられてしまいました。カメラを構えた時は、その近くの屋根にとまっていました。1枚撮影したら、すぐに気付かれて、逃げられてしまいました。その翌日、家から少し歩いた場所の、電線の上に、昨日の鳥かどうか、判りませんが、ジョウビタキの雌がとまっています。電線の上で、キョロ・キョロしています。その後、飛び去りました。また、少し歩いてみたら、今度は、高いマンションの上に、とまっています。ジョウビタキは、人家の傍(そば)が好きなんですねぇ〜。

私の家は、JR我孫子駅前で。人家の多い場所ですが、こんなところにも、ジョウビタキは来てくれます。そういえば、春になると、よくウグイスも、よく囀(さえず)ります。鳥は、至る所に出没するものですねぇ〜。




閑話休題  ホワイトクリスマス(音楽と映画)

「ホワイトクリスマス「は、12月24日、25日に雪が降るクリスマスを言う言葉で、雪の降らないクリスマスは、「グリーンクリスマス」と言うそうです、

有名なクリスマス・ソングの「ホワイトクリスマス」は、ビング。クロスビーが、最初に歌いました。でも、戦後に製作された、カラー映画の「ホワイトクリスマス」の中で、最初に歌われたのでは、ありません。実は、映画「ホワイトクリスマス」は、「スイングホテル」(原題:Holiday Inn)の、ゆるやかな、リメイク版なのです。ですから、最初に歌われた映画は、戦前の1942年に製作された「スイングホテル」で、モノクロの映画でした。さらに、この曲の最初に発表されたのは、映画の前年の1941年NBC(米国の放送局)のクリスマス番組てのラジオ放送のようです。

ビングクロスビーや関係者の多くは、最初は、この曲をそれほど評価をしていなかったようです。したがって、この1941年にクロスビーが歌った放送原盤は、残っていないそうです。1942年のこの「スイングホテル」で歌った、ホワイトクリスマスは、同年度のアカデミー主題歌賞を受賞しています。第二次世界大戦下で、暗い世相の中、この歌は、郷愁(きょうしゅう)をさそう歌詞

「私は、白い雪の降っている、クリスマスを、夢見ています。クリスマス・ツリーのてっぺんに、星は煌(きら)めき、子供たちは、わくわくしながら、ソリの鈴の音(すずのね)に耳をかたむけています。・・・」

を歌うクロスビーの、甘い歌声は、当時の人々の心を捕え、米軍放送などにリクエストが殺到したそうです。

ちなみに、ビング・クロスビーのLPやCDの「Merry Christmas」の中のホワイトクリスマスは、1947年3月19日録音のものです。このホワイトクリスマスの歌は、全世界で、販売されており、販売枚数1億枚以上の(LP、CDあわせて)前代未聞の大ヒットとなっています。

クロスビーの歌唱法は、「クルーナー・スタイル」といわれています。マイクロフォンの発達によって、オペラのように大声で歌う必要がなくなったので、その後のポピュラー音楽の歌唱法となっています。

声をはりあげないで、滑らかに歌う歌唱法「クルーナー・スタイル」を最初に確立した歌手のクロスビーは、人間味あふれる、美しくて明るい歌声で、多くの人々を魅了しました。私も、このクリスマス・ソングの入った、LPもCDも購入していて、毎年聴いている愛聴盤になっています。


映画のホワイトクリスマスは、よく知られているので、あまり知られていない
「スイングホテル」のことを書いて見ます。
(リメイク版の映画ホウィトクリスマスとは、筋書きが異なります。)

        {スイング・ホテル Holiday Inn }
公開: 1942年
製作: パラマウント・スタジオ
監督: マーク・サンドリッチ
原作: エルマー・ライス
脚本: クロード・ビニヨン
撮影: デビッド・アベル
音楽: アーヴィング・バーリン
出演: ビング・クロスビー/フレッド・アステア
    /マージョリー・レイノルズ

あらすじ(この映画の宣伝の広告から引用します。)

歌手のジム(クロスビー)は芸人仲間のライラと婚約していたが、彼女はジムを裏切って彼の友人のダンサー、テッド(フレッド・アステア)と結婚。傷心のジムは都会を離れてコテージ「ホリディ・イン」を開業する。彼は芸人志望の女性リンダ(マージョリー・レイノルズ)と出会い、二人の間にほのかな恋が芽生える。しかし、ライラに逃げられてホリディ・インにやってきたテッドもリンダに恋してしまい、2人はリンダをめぐって新たな恋愛合戦を開始する。アーヴィング・バーリンの名曲を、ビング・クロスビーの甘い歌声とフレッド・アステアの華麗なダンスで彩った大ヒット・ミュージカル映画

歌のクロスビーもとても上手いし、フレッド・アステアの素晴らしいダンスも最高です。
このモノクロのDVDは、500円くらいで、ネット通販で売っていますので、簡単に入手できます。今の時期におすすめのDVDですょ。

私は、観ていませんが、アメリカのリージョン1で再生する、輸入盤DVDで、「スイングホテル」のモノクロをカラー化した、ヴァージョンもあるようです。