なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ムラサキハナナ

近所の梅林に行ってみたら、その近くのあぜ道に紫色の花がいっぱい咲いていました。きれいなので撮影してみました。花の名前を知らないので帰宅してからネットで調べたら,ムラサキハナナのようです。この花は、中国原産で日本には1935年頃に輸入されたようです。

ムラサキハナナには、多くの異名があるそうです。正式の名前は「オオアラセイトウ(大紫羅欄花)」で、その他「ショカツサイ(諸葛菜)」「ハナダイコン(花大根)」「シキンソウ(紫金草)」ほか多くあるとのことです。名前の「ムラサキハナナ(紫花菜)」は黄色のハナナ(菜の花)に対して、紫色の菜の花からとされています。

別名の「ショカツサイ(諸葛菜)」は中国の軍師、諸葛孔明にちなんだ名前で、彼は、大軍を率いて野営するときはこの種子を用意し、兵士の野菜作りをして戦いに備えていたそうです。孔明が陣を張った場所にこの花が咲いていたという伝説があるようです。とても丈夫な花のようで、こぼれた種からも開花するそうです。

花粉時のこの時期は体調管理が難しい時期ですが、この花のようにたくましく生きていきたいものです。