オオソリハシシギは、ハトより少し大きくて、クチバシが大きく反(そ)り返(かえ)っている、大型のシギで、環境省第4次レッドリスト(2012)の絶滅危惧2類に指定されている貴重なシギです。
成鳥夏羽の雄は、顔から腹にかけての体の下面が赤褐色で、かなり目立ちます。
谷津干潟でも、他のシギと混じっていましたが、オスのオオソリハシシギは、他の地味なシギよりも色鮮やかなため、とても華(はな)やいで見えます。
オオソリハシシギのくちばしの先には、神経が分布していて、意外にやわらかく、泥の中でゴカイや甲殻類(こうかくるい)などの餌(えさ)をさぐりやすい構造になっているそうです。
オオソリハシシギたちは、これから繁殖地のシベリアなどに渡っていく、長旅に備えて、食べるのに夢中になっていました。
無事に繁殖地に着きますように・・・。