なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

つがいのツミー餌は、丸ごと下さいな

公園の木の枝で、ツミのメスが、餌を運んでくるオスを待っていました。

オスのツミが、捕らえた獲物を運んできました。オスは獲物を食いちぎりはじめました。メスのツミは目ざとくオスを見つけ、枝の上を歩いてすり寄っていきます。メスのツミは、何かを叫んでいます。「餌は、丸ごと下さいな」と言っているように見えました。そのうちメスは、足で獲物を押さえました。オスのツミは、運んできた餌から足を離して、餌を丸ごと与えて飛び去りました。

ツミは、絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に分類される稀少な小型の鷹で、全長27cm(オス)30cm(メス)です。オスとメスは、体の大きさも目の色もお腹の模様も違います。特に虹彩は、メスが黄色、オスは、赤く黄色のアイリングがあります。

このメスは、近くにいる子供たちにこの餌を食いちぎって与えようとしているのでしょうか?

ツミの夫婦も懸命に子育てをしています。