なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

霞ヶ浦・浮島のチュウヒ

霞ヶ浦・浮島の葦原に晩秋の太陽が沈むころ、冬の鷹のヒュウヒやハイイロチュウヒが、「ねぐら」に戻ってきます。

最初、ここに到着したときは、あまり、暗くなかったので、帰って来るチュウヒたちもまばらでした。

秋の太陽はつるべ落としというように、どんどん暗くなってゆきます。チュウヒたちは、まだ、これから「ねぐら入り」するのでしょうか。

あたりは、冷たい風が吹き始め、かなり、寒くなってきました。
チュウヒたちは、まだ、帰ってきません。

今日は、ずいぶん遠くを飛んでいるチュウヒを3度しか見ていないのですが、暗くて撮影不能になったので、この近くの野菜の直売所で、レンコンとレンコンのコロッケを買い求めて、帰途につきました。

帰途、車で利根川沿いの道路を走っていると、フロントガラス越しの正面に、明るく輝く星が見えました。  

フォーマルハウト(「秋の一つ星」)のようです。

フォーマルハウトは、秋の星空に現れる星で、「南うお座」の中の星です、光度は、一等星18位ですが、そのまわりに目立つ星がないため、すぐに目につきます。

野尻抱影(のじりほうえい)の「新星座巡礼」(中央公論文庫)によれば、「距離24光年の、この星の高度は、9月には、東京周辺では、25度くらいに見え、イギリスでは、僅か8度ほどに見えて、南へのあこがれの星として眺められている。」そうです。

フォーマルハウトは、「秋の夕暮」を強く感じさせますねぇ〜。