今年も手賀沼遊歩道脇の田んぼにコチトリがやってきました。
コチドリは、目の黄色のリングが可愛い千鳥です。
日本のチドリ類で最小なのでコチドリと呼ばれます。足を震わせ虫などを追い出して食べているようです。
少し歩いては立ち止まり、警戒しながらあたりを見まわします。
2羽なかよく、つかず離れず、田んぼを動き回って採食していました。
「百千鳥(ももちどり) さへづる春は 物(もの)ごとに
あらたまれども 我ぞふりゆく」
読人知らず(古今和歌集)
(意訳)いろいろの鳥がさえずる春は、あらゆるものが新しくなってゆくけれど
残念ながら私は、毎年、年老いてゆくことだ。
百千鳥はチドリだけでなく多くの野鳥を意味しています。
手賀沼遊歩道は、コチドリだけでなくウグイスなど多くの鳥たちの囀りが聞こえますし、たんぽぽのような多くの草花も一斉に咲いています。
この歌は、手賀沼遊歩道の現状と現在の私の心境をも表しているので掲載してみました。