なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ヒナのいる巣を見守る親フクロウ

今年初の真夏日なのに、里山の雑木林の木陰は、そよ風がそよそよと吹きぬけていきます。

巣立ち前の子フクロウのいる巣のある木の近くの杉の木立でフクロウの親が巣を見守っています。

午前中には、フクロウのヒナが巣から顔を出したようです。

夜行性のフクロウなのに、真昼間、親鳥は、健気(けなげ)にも、時々、目をあけて巣を見守っています。

もうすぐ白くてむくむくした産毛の可愛いヒナが巣から出てくることでしょう。


 

         「昼は梟(ふくろう)はねむたかろ
          月青ざめたそらをみれば
          水かげらふの物思ひ
          さればこそ わがのぞみよ」

                 山村暮鳥 「雪其他」より