なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

リラの花の咲く頃

振替休日も終わり、まだ少し宴の後の日が続いてゆきそうですね。

このゴールデン・ウィーク直前の手賀沼遊歩道付近でリラの花が咲いていました。

リラはフランス名(Lilas)でライラックが英語名(Lilac)とのことです。和名はムラサキハシドイ(紫丁香花)というそうです。

香水の原料となる花のようで、匂いを嗅いでみるといい香りがしました。

花ことばは友情、純潔、初恋、青春の思い出などとのことです。

日本には明治中期に渡来し、関東以北、とくに北海道に多く植えられているようです。

「リラの花の咲く頃」と言えば懐かしい抒情歌を思い浮かべる人もおられるのではないでしょうか?

昭和25年に発表された「白い花の咲く頃」に続いて「リラの花の咲く頃」が昭和26年5月、NHKからラジオ歌謡として発表され、ナツ・メロでもよく歌われたようです。

ネットのYou Tube岡本敦郎(おかもとあつお)本人の歌唱と森昌子の歌唱を聴くことができます。




       ♪♪「リラの花の咲く頃」


作詞:寺尾智沙、作曲:田村しげる、唄:岡本敦郎



1 リラの花が胸に咲く今宵
  ほのかな夢の香(か)に
  ああ 思い出のあのささやき
  遠くはるかに聞こえくるよ

2 リラの花が胸に散る今宵
  やさしく手を組みし
  ああ 過ぎし日のあのメロディー
  霧の彼方に流れ行くよ

3 リラの花が胸に哭(な)く今宵
  はるばる別れ来て
  ああ なつかしのあの面影
  ひとり狭霧の小径(みち)をゆくよ


上品な良い歌ですね!


また、宝塚歌劇団の「すみれの花咲く頃」の原曲はシャンソンの「白いリラの咲く頃」であり、そのまた原曲はオーストリアのフリッツ・ロッターの詩「白いニワトコが再び咲く頃」だそうです。


つまり「リラの花の咲く頃」は多くの花が咲く時期なのですね!



この頃、手賀沼遊歩道のリラの花が咲いていた場所近くに「山吹の花」も「レンゲの花」も咲いていました。

また、柏市のあけぼの山公園のツツジの花も咲いていました。

リラの花の咲く頃は、花々が咲き誇る「春真っただ中」の季節なのですね!