なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

干潟のオオソリハシシギ

暗い曇り空の下、干潟に20〜30羽くらいの群れが干潟のアオサと水路との水際(みずぎわ)に分散して採食していました。

群れから離れて1羽がアオサの緑の絨毯(じゅうたん)の上を歩きながら、ゴカイなどのエサを探(さが)しています。

ところで、オオソリハシシギは、環境省レッドリストで絶滅危惧II類(VU)に指定されている稀少な鳥で、全長約39cm、キジバトより二回(ふたまわ)り大きく翼開長(よくかいちょう)は70-80cmだそうです。

クチバシは長く上に反(そ)っていて、名前の由来(ゆらい)もここからきているようです。

成鳥夏羽オスは、体全体の赤褐色が濃くよく目立ちます。メスは赤褐色が薄く地味な姿です。(写真2枚目にオスとメスが写っています)

この単独行動している鳥は赤みが濃いので、夏羽のオオソリハシシギのオスのようです。

干潟も夏羽のシギやチドリで賑(にぎ)わいをみせています。