なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

印旛沼の葭原を飛ぶヨシゴイ

ヨシゴイの飛翔する姿はとてもスマートで美しいですね。

手賀沼の延長の手賀川にもヨシゴイは飛んでいるのですが、この写真のヨシゴイは、印旛沼の葭原を飛ぶヨシゴイです。

沼の岸辺には人がいるので、ヨシゴイは警戒して水辺に近い葭原を低空飛行で飛んで行きます。

岸辺の近くを飛んでくれると綺麗に撮影できるので、それを期待しているのですが、思うように飛んでくれません。

サンカノゴイ撮影のついでなので、仕方ないのかもしれませんね。

この現場は環境省レッドリストで絶滅危惧IB類(EN)に指定されているサンカノゴイのいる場所なのでヨシゴイは軽視されがちですが、実は、ヨシゴイも環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されている稀少な鳥なのです。

開発などの影響で自然の葭原が減少していく中での生存はとても難しいのでしょうね!

サンカノゴイもヨシゴイも、年々減っていくとすれば、とても寂しいことですね!


遠くで遠雷(えんらい)の音が聞こえる梅雨の晴れ間です。




    「稲妻(いなずま)や 
       闇の方(やみのかた)いく
            五位(ごい)のこえ」 (松尾芭蕉