なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

印旛沼のカイツブリ

キョロロ、キョロローとけたたましい声でカイツブリが鳴いています。

アシの間から探してみると、沼からヌーとカイツブリが浮かび上がりました。

水に浮かんでからキョロキョロしていましたが、また、水に潜ってしまいました。

この近くにまた、浮かび上がるかと待っていましたが上がってきません。

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少し離れたヨシの中からキョロロ、キョロローと鳴き声だけが聞こえました。




「尓保杼里能 可豆思加和世乎 尓倍須登毛 曽能可奈之伎乎 刀尓多弖米也母」
 にほどりの かづしかわせを にへすとも そのかなしきを とにたてめやも

「鳰鳥の 葛飾早稲を にへすとも そのかなしきを 外に立てめやも 」

            ( 万葉集  東歌(あずまうた) <14・3386> )


(意訳)

葛飾(かつしか)の早稲(わせ)を神前に供え、それを食べて今年の収穫の神への感謝をしているときでも、あのいとしい人を戸外に立たせておくことができようか?できはしない。