干潮の干潟にメダイチドリが採食しています。
メダイチドリは、干潟をちょこちょこ動き回って立ち止まりながら。ゴカイなどのエサをさがしていました。
猛暑の中、小さな(約19cm)メダイチドリも懸命に頑張っているようです。
「吹き別れ 吹き別れても
千鳥かな」
(加賀千代女)
閑話休題ーフィリップ・アントルモン(p)「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番」を聴く
今日は、久しぶりにアントルモンのCDを聴いてみました。
このCDの収録曲は、以下の通りです。
1.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23
(録音:1961年10月 ニューヨーク・マンハッタンセンタ=)
2.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18
(録音:1960年2月 カーネギー・ホール)
フィリップ・アントルモン(p) レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
このCD収録のチャイコフスキーのピアノ・コンチェルトは、私が、学生の頃、お小遣いをためて買った最初のピアノ協奏曲のLPでした。(ラフマニノフは入っていませんでした)
当時、FM放送で聴いた華麗な曲のチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番のLPが欲しくてレコード店で買おうとしましたが、人気のピアノピアニストの演奏は高価で買えません。
当時、私はアントルモンがどんなピアニストか知らなかったのですが、私の小遣いで買えるという理由だけで、このLPを買いました。
このLPはステレオ録音のはずでしたがモノラルの再生装置しか持っていないので、モノラルで再生して聴いていました。
それでも、相当、満足して聴いていたように思います。
その後、ホロヴィッツ トスカニーニ(モノ)/クライバーン、ライナー/リヒテル、カラヤン/ベルマン、カラヤン/アルゲリッチ、アバドなどいくつかの演奏を聴いてきました。
クライバーンのピアノは、それなりの演奏ですが、リヒテル、ベルマン。アルゲリッチは立派な演奏でよく聴いていました。そのうちの私の愛聴盤はベルマンのCDです。
このアントルモンのLPは、いつの間にか実家で処分したようで手元に残っていませんでしたので、ずっと聴いていませんでした。
でも、いつもこの演奏を思い出すので、2年ほど前に復刻盤のCDを買い直して、時々、聴くようになりました。
今、聴いてみると、1960年代の元気なアメリカの雰囲気を持った若々しい演奏で、とても歯切れのよい颯爽とした演奏です。
この頃のバーンスタインも若さいっぱいのサポートです。
こんな演奏を聴いていると若返るような気がします。
フランス人(アントルモン)のピアノでアメリカ人(バーンスタイン)の指揮者の組み合わせでロシアの曲を演奏するのも国際的な演奏でいいものですね!
若いころに聴くには、最適だったかもしれません。
ラフマニノフもとても明快な快演でした!
私にとって、このようなCDは、名演ではなくとも、青年期の記念碑として、ずっと私の心の中に残っていくような気がしてなりません。