なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

畑のナスとその紫の花

畑に食べごろのナスがぶらさがっていました。紫の小さな花もついています。

ナスの旬は晩夏〜初秋だそうです。現在では一年中出回っていますが、露地栽培の収穫期は7月〜10月頃とのことです。

「秋茄子は嫁には食わすな」ということわざの秋茄子というのは、旧暦の秋を指し、現在でいう8〜9月に収穫される茄子のようです。


昼夜の温度差が大きくなる夏の終わり頃から実が締まって美味しさが凝縮すると言われます。


ナスの濃い紫色を、日本では「茄子紺(なすこん)」と呼び親しまれていて、箱根駅伝でよく見かける東洋大学の紫色の「たすき」を報道アナウンサーは「茄子紺のたすき」とよんでいますよね。



          「洪水の あとに色なき
                   茄子かな」
 
                    (夏目漱石

         「美しい 花を咲かせて 知らぬ顔、 
              我も汝のごとく ありたし」
 
                   (武者小路実篤