なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

はじける栗の実

彼岸花の咲いている場所の反対側に大きな栗の木がありました。

頭上を眺めれば,茂った葉っぱを乗り越えて,大きな栗の実が,イガの中から顔をだしています。

のぞいている大きな茶色の栗の実は、太陽の光をあびて輝いています。

まわりの葉っぱの小さな隙間から秋の青空が透けて見えます。

熟れた栗の実は、もうすぐ地上に落ちることでしょう。

この栗の実は、はじけるイガの隙間から茶色の顔をのぞかせて、浮世を眺めているかのようです。

収穫の秋。今まさに「実りの秋」真っただ中!




「 初栗に 山上の香も すこしほど 」         

                (飯田蛇笏)



「はらはらと おつる木の葉に まじりきて
栗のみひとり 土に声あり」 ( 大田垣蓮月)