なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

荒れ地のセッカ

晴れているのにぱらぱらと雨が降りました。通り道が、うっすらと濡れています。

あたりは、晩秋なのに、少し靄(もや)っています。

その時、放置されている背丈ほどある草むらで「ヒヒヒヒ」とセッカの鳴き声が聞こえてきました。

よく見てみると3羽か4羽のセッカが草むらの下の方で見え隠れしています。

そのうちの一羽が草むらからふわっと出てきて枯草にとまってきょろきょろしています。

でも、すぐに「ヒヒヒ」と鳴きながら、ふわっと弧を描くように飛んで草むらに隠れてしまいました。

思わぬところでセッカに会えました。

セッカは、どこにでもいる野鳥ですが、スズメより少し小さく(全長13cm)機敏に動き回るので、意外に撮影しにくい小鳥です。

セッカを撮影する予定ではなかったのですが、何か得した気分になりました。