冬は、吹きさらしの手賀沼ですが 、低く差し込む温かく柔らかな斜光は、いっぱい沼にふりそそぎます。
こんな寒い冬でも手賀沼のコブハクチョウは、身体(からだ)の「お手入れ」を欠かしません。
寒気を吹きとばすような鋭いゴーというような音を立て、あたりの空気を震わせながら、水滴をはじく動作を繰り返します。
ダイナミックな白鳥の水浴びです。
逆光の光を浴びた白鳥のシルエットはなかなかの見ものです。
エネルギッシュな力強い白鳥に見とれてしまいました。
「白鳥といふ 一巨花(いちきょか)を 水に置く」 (中村草田男)