なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

若葉の中でさえずるヒヨドリ

最近、こんなことを感じています。

「四月は花が開く時。五月は葉が開く時」そんな気がしています。

五月になって、木々の緑がいっそう華やかになってきています。

新緑の山道を歩いていたら、小鳥のさえずりが聞こえてきました。

探してみると若葉に囲まれてヒヨドリが囀っています。

一般に「ヒィーヨヒィーヨ」と鳴くからヒヨドリとついたと言われてますが、実際はいろんな鳴き方をします。よく聞いてみると「ピーッピーッ」の他、「ピールルル」「ピーピョロピョロピ」など複雑な声で鳴きます。

新緑の若葉の中で囀るヒヨドリは、いつも慣れ親しんでいるヒヨドリではなく、別の小鳥のように、新鮮に感じました。

実は。ヒヨドリは、ほぼ「日本固有種」で日本以外では「周辺の国や地域に少数生息するのみ」とのことです。

そのため「海外の鳥類研究者」や「バードウォッチャー」が訪日した時、ヒヨドリを見たがる人も多いようです。

身近な鳥のヒヨドリもよくみると、なかなか「愛嬌のある綺麗な小鳥」ですね。


「我なりを 見かけて 鵯(ひよ)のなくらしき」   (正岡子規