なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ドクダミの花

5月29日は、久しぶりの雨で、少し涼しい日になりました。

我が家の小さな庭にいつの間にかドクダミが自生し、白い花を咲かせています。

ドクダミの開花期は5〜7月頃だそうです。

4枚の白色の花弁に見えるのは本当の花ではなく総苞だそうで、棒状の花序に淡黄色の小花を密生させているのだそうです。

本来の花には花弁も萼(がく)もなく、雌しべと雄しべしかないようです。

とても、繁殖力が高く、ちぎれた地下茎からでも繁殖するとのことなので取り除くのに苦労しそうです。

雨にぬれたドクダミの花は、その名前とは、うらはらで、とても清楚で美しい花に見えました。



「色硝子 暮れてなまめく 町の湯の 
         窓の下なる どくだみの花 」         北原白秋