なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

長い舌を出して鳴きながら飛ぶゴイサギ幼鳥

5月31日(日)は、朝から五月晴れの上天気で、気温が真夏のようにどんどん上昇しています。

今日も印旛沼のサンカノゴイは、田んぼに出て採食していました。

時々、稲の間から首だけ出して擬態(ぎたい)しながら辺(あた)りを警戒しています。

先日のサンカノゴイは、田んぼから動いてくれませんでしたが、今日は、ふいに飛び立って、印旛沼に戻ってきてくれました。

田んぼから飛び立ったサンカノゴイは、堤防脇の道路沿いの木々の先を飛んでいます。

私は、堤防の上にいるのですが、サンカノゴイが飛んでいるのは、その場所からかなり遠いので木々の枝葉にさえぎられるとその飛び先を見失いやすいのです。

急にサンカノゴイが飛び立つと思っていなかったので、サンカノゴイの飛翔写真を撮るのには、不適格な場所に位置してしまいました。

しかも、サンカノゴイは、私からどんどん遠ざかっています。

それでも見失わないように頑張って見ていると、サンカノゴイは、広大な印旛沼のヨシ原に姿を消してしまいました。

その後、しばらくして、その近くのヨシ原から茶色の鳥が飛び立ちました。

サンカノゴイのようですが羽の模様が違います。
ゴイサギ幼鳥かもしれません。

こちらに近づきながら空高く飛んでいます。

後で見てみると、空中のゴイサギ幼鳥は、長い舌を出しながら大きな口を開けて飛んでいます。


もう少し頑張って暑さに負けないで撮影したかったのですが、一応、サンカノゴイに似た鳥の飛翔写真も撮れたので、「熱中症」にならないうちに撤収しました。


「稲妻や 闇の方(かた)行く 五位の声」  (松尾芭蕉



サンカノゴイ(1枚目と2枚目の写真)


以下ゴイサギ幼鳥