なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

飛び回るササゴイ

6月7日(日曜日)上天気になりました。

天気もいいので、東京都板橋区舟渡にある都立「浮間公園」に行ってきました。

「浮間が池」奥の、木々がこんもり茂ったバード・サンクチュアリーの森の水面から2〜3メートルの高さにササゴイが営巣しているようです。

ササゴイは、冬は東南アジアで越冬し、わが国には、春にやってきて、夏に繁殖する夏鳥です。
毎年この公園で繁殖しているようです。

葉がいっぱい茂っているので、ササゴイの雛(ひな)は、いるようなのですが、確認できませんでした。(地元のバーダーは、今朝、雛を見たとのことですが・・・)

まだ、大きく育ってはいないのかもしれません。

雛は、なかなか顔を出してくれないので、ササゴイの飛翔する姿を撮影してみました。

飛翔するササゴイは、後ろ向きで営巣中の親の頭上を飛んでいます。

ササゴイたちは、森の左右を行ったり来たり、忙しげに動き回っています。

木の枝に止まるときいっぱい羽を広げます。とても見事で立派な羽です。

羽を広げると、ササゴイの名前の由来となっている雨覆(あまおおい)の各羽の白っぽい羽縁がよく目立ちます。

この羽縁を「冬季のクマザサやミヤコザサの枯れた葉」に見立てて「笹五位」と命名されているようです。

広げた羽の模様が美しいササゴイを見ることができたので、ほんの少しいただけで帰ることにしました。

まだ、巣づくり中のササゴイもいるようです。これからが本格的なササゴイ繁殖の季節なのですねぇ〜。

飛んでいるササゴイも繁殖準備に忙しいササゴイたちのようです。



「笹五位(ささごい)や 山だの早苗 やはらかに」      (中西悟堂