いつの間にか、今年も半年が過ぎ去っていきました。
もう七月です。夏、本番になってきました。
近所の畑に夏の代表的な野菜の茄子が、なっていました。
茄子を見ると、お盆の「お供え物の牛や馬」を思い出します。
旧暦7月15日は、盂蘭盆会(うらぼんえ=お盆)です。お盆のお供え物のひとつに、精霊馬(しょうりょううま)があり、精霊棚(しょうりょうだな)に飾り付けます。
我が家は、早盆だったので7月がお盆です。つい最近まで.お盆の迎え火,送り火(むかえび、おくりび)と「お供え(おそなえ)」をしていました。
精霊馬とは、「きゅうり」と「なす」を用いて作る、馬や牛型の人形のことをいいます。割りばしや爪楊枝(つまようじ)などを利用して、それぞれの野菜に足を刺して作ります。
それぞれの動物は、祖霊(それい)の乗る乗り物といわれています。
我が家では、13日の迎え盆に作って、供物の一つとしていました。
つまり、迎え盆に牛を作り、送り盆に馬を作ることにより、ゆっくり丁寧にお迎えしたいから牛で迎え、急いで帰ってもらうために馬をお供えにします。
また、別な地方では、牛と馬が逆で、牛は、たくさんの供物を乗せて持って帰ってもらうという意味もあるとのことです。
茄子は、夏を意識させる野菜ですね〜!
「真黒に 茄子ひかるや 夏の月」 (正岡子規)