なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

干拓地のツバメチドリ

毎年、甲子園で高校野球がはじまるころになると、ツバメチドリに会いたくなります。

ツバメチドリは、7月〜9月ころ飛来する旅鳥か日本で局地的に繁殖する夏鳥だからです。

今年は、なんとなく行きそびれていたのですが、8月15日に重い腰を上げて、ツバメチドリに会いにでかけました。

ツバメチドリは、環境省レッド・ブック2014 で、絶滅危惧II類(VU)に指定されている希少な鳥で、埋め立て地のような裸地的環境を好むので、干拓地や埋め立て地で見つけられます。

我が家からは、少し離れていますが、稲敷市(いなしきし)の干拓地に行ってみました。

干拓地で1時間ほど待っていたら、ツバメチドリの数羽の群れが飛んできました。

よく見てみると、干拓地のホースの並んだ荒れ地に、7羽ぐらいのツバメチドリが散らばって動いています。

彼らは、休んだり、歩いたりしていましたが、そのうち、1羽づつ飛び去って行きました。

ツバメチドリは、ツバメより2まわりぐらい大きい鳥なのですが、ツバメのような姿で飛んで行きます。でも、ツバメの仲間ではなくチドリの仲間です。

今年もツバメチドリに会えたので、お昼すぎには帰ることにしました。




8月15日に撮影したツバメチドリ





参考:以前稲敷市で撮影したツバメチドリ


参考:飛ぶツバメ