なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

谷津干潟のウミネコ

ウミネコが干潟で何かをくわえながら時間をかけてゆっくりと飲み込んでいました。

ウミネコ(海猫)は、チドリ目カモメ科の鳥でカモメの仲間です。

カモメの仲間で尾羽に黒い帯があるのはウミネコだけなので、英名でBlack-taild Gullと呼ばれていますし、日本国中にいるのでJapanese Gullとも呼ばれています。注)Gulll=カモメ

クチバシの大部分が黄色で、チャームポイントは、クチバシの先端の黒帯と赤斑です。

「ミャー ミャー」と鳴く声がネコの鳴き声に似ているところから、ウミネコ(海猫)と呼ばれています。
     
日本では、北海道、本州、九州の沿岸各地で繁殖し、繁殖後・冬期は各地に移動分散するようです。

繁殖地が、日本とその近海に限られているため、青森県八戸(はちのへ)海岸の蕪島(かぶしま)、島根県経島(ふみじま)などの繁殖地は天然記念物に指定されています。


このウミネコは、食べ終わった後、何事も無かったかのように、干潟をスタスタと歩いていました。