なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

乗鞍山頂・畳平のホシガラス2

乗鞍岳は、北アルプスの南端に位置し剣ケ峰(標高3026M)を主峰とする山で、その山頂駐車場のある畳平(たたみだいら)は、標高2702Mであり、麓(ふもと)の駐車場より標高差1500Mもある高地に位置しています。

畳平付近の年間平均気温は12度で、気圧や酸素濃度も地上の2/3程度です。

この日のお昼付近の天気は小雨で風も強く体感温度は、10度以下で、とても寒く真冬の寒さを感じました。

手袋を持参していなかったので、かじかむ指で、小雨と風に打たれながら、空気の薄い環境の中、畳平の鶴ケ池付近で1時間ほど待機して、その付近に生えているハイマツに飛んできたホシガラスを撮影しました。

悪天候で視界も悪いので、悪天候のときによく出現するという雷鳥(らいちょう)の出現を期待しましたが、この近くでは見つけられませんでした。

それでも高地でないと見られないホシガラスが、やってきてくれたので大満足です。

ホシガラスは、北海道、本州、四国の標高の高い山に住み、夏には亜高山帯に近い森林限界付近の針葉樹林にもハイマツの実を食べにやってきます。

狙いを定めたホシガラスは、見事、ハイマツの松ぼっくりをクチバシにくわえました。

得意そうな顔をしていましたが、何か様子が変です。

松ぼっくり」が大きすぎたのか、くわえたクチバシから落っことしてしまったようです。

落っことした「松ぼっくり」は、探せるのでしょうか?

この続きは明日掲載予定の「紅葉しているナナカマド」の近くの白い倒木で一休みして探し回る

「乗鞍山頂・畳平のホシガラス3」をご覧ください。

今、乗鞍岳は、赤く色づいた紅葉のナナカマドがとてもきれいです、



参考:以前撮影した「白樺峠鷹見台付近から見た乗鞍岳」の写真です。


以下、畳平のハイマツで松ぼっくりを狙うホシガラス