なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ハス田のハジロコチドリ

稲敷市の収穫後のハス田にコチドリのような鳥が1羽でたたずんでいました。

でもコチドリのようなはっきるしたアイリングもないし、シロチドリのようにも見えますが、脚の色が黒くなく、オレンジ色なので、現地では判別できなくて、帰ってから図鑑でしらべてみると、どうもハジロコチドリのようです。

イカルチドリに、よく似ていますが、脚のオレンジ色がつよいので、ハジロコチドリのような気がします。でも、クチバシが少し長めにも見えますのでイカルチドリかもしれません。

この鳥が飛べば、翼の白帯で断定できるのですが・・・

クチバシが黒で脚が濃いオレンジ色で、コチドリより大きいことなどから、とりあえず自信はないのですが、ハジロコチドリとしておきます。

ハジロコチドリは、数少ない冬鳥または旅鳥として、干潟、入り江、海岸に近い水田などに渡来するようです。

ここは、霞ヶ浦に近いハス田なので海岸に近い水田にあてはまりそうです。

あたりは、だんだん暗くなってきたので、暮れなずむ「光と影のハス田」を後に帰途につきました。




「淡路(あはぢ)島 かよふ千鳥の 鳴く声に
     いく夜寝覚めぬ 須磨の関守(せきもり)」

         (源兼昌








参考;以前、谷津干潟で撮影したハジロコチドリ