オオタカがキンクロハジロを脚の爪につかんで飛び去った後、しばらくは、この池に鳥は姿を見せませんでしたが、まっさきに現れたのは、オスのカワセミです。
この池は、カワセミがいつも魚を採る餌場(えさば)なのです。
でも、今日はすぐに水面を見ないで、あたりを見回して警戒しているようです。
ちょっと落ち着きもないようです。
いつまでもオオタカを怖がっていては、生活できないのかもしれません。
カワセミは、あたりを見回したところ大丈夫そうなので、少し安心したようですが、それでも、十分な警戒が必要なので魚を採らずに池の石の上で長い時間たたずんで動きませんでした。
「淵くらし 秋の翡翠(かわせみ) きてうてり」 (加藤 楸邨)