なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

雨の手賀沼で漁をするカンムリカイツブリ

11月14日,手賀沼は雨になりました。

手賀沼の下沼の暗い湖面の上にカンムリカイツブリが浮かんでいました。

冬鳥のカンムリカイツブリが今年も手賀沼に来てくれました。何羽も浮かんでいます。

カンムリカイツブリは、ずいぶん前から手賀沼に来ているようでしたが、いつも私は手賀沼の上沼にある手賀沼公園付近で撮影しているので、手賀沼の下沼付近にいるカンムリカイツブリには会えていませんでした。

カンムリカイツブリは、もう手賀沼に慣れてきているようで、群れで行動しないで、単独で思い思いの場所で採食していました。

雨の中でもカンムリカイツブリたちは、頑張って採食していました。



「鳰鳥(にほとり)の、潜(かず)く池水(いけみず)、心あらば、
 君に我(あ)が恋(こ)ふる、心(こころ)示(しめ)さね」

意訳:にほ鳥(カイツブリ)の潜る池の底水よ、もしも心があるのなら
   私が大君(聖武天皇)を恋ふる気持ちを伝えておくれ

               (万葉集 坂上郎女 さかのうえのいらつめ)