なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

日の出に飛ぶマガンの大群

皆様  あけまして おめでとう ございます。


「元日や 上々吉の 浅黄空」 (小林一茶


正月は昔も今も特別な日であったようですが、明治のころの正月の様子が味わえる夏目漱石の小品「永日小品(えいじつしょうひん)」の中の「正月」をご紹介します。

この「永日小品」は、明治42年1月より3月まで大阪朝日新聞に連載された24篇で「正月」は、その最初の1篇です。

「正月」は、漱石宅で、夏目漱石が謡(うたい)を高浜虚子が鼓(つづみ)を打つのですが、皆から下手とけなされ爆笑され漱石自身も噴出してしまうという小品です。

明治のころの「おおらかな正月」を描いた面白い作品です。


さて、以下に掲載したのは、昨年、初冬に撮影した13万7千羽が飛ぶ伊豆沼の「日の出に飛ぶマガン」の写真です。

今年の元日は全国的に晴れのようなので、多くの人々が初日の出を見ることができることでしょう。

皆々様が、このマガンたちのように明るい未来に飛び立てますよう祈念いたします。

今年もブログをご覧いただけますようお願い申し上げます。