正月を過ぎて、平年の寒さが戻ってきました。
暖冬だったからか?都市公園の白梅がもう咲いています。
「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」 服部嵐雪(はっとり らんせつ)
意訳: 寒中に梅が一輪咲きました。春が近づいてきたのだろうか。梅の花の色や香りにかすかな暖かみが感じられるようです。
この白梅の近くの池には、一羽のマガモの雄が柔らかい新春の光を浴びて浮かんでいました。
新春の自然光がスポット・ライトのようにマガモと池の波紋を照らして、とても幻想的な光景を演出しています。
「正月(むつき)立ち 春の来らば かくしこそ 梅を招きつつ、楽しみ終(を)へめ」
万葉集 大弐紀卿(だいにきのまえつきみ)
意訳: 正月になって春がやってきたら、こうやって梅を見ながら楽しみましょうよ。