なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

青空を背景に囀る、とても可愛いキバラガラ

1月27日は3月初旬のような暖かい快晴になりました。

上天気なので、きっといい出会いがあると信じて、銚子の松林のキバラガラに会いに出かけました。

ところが、9時半ころからお昼ころまでは、キバラガラは林の中に見え隠れしていますが、いい場所に出てきてくれません。

一度仕切りなおしで昼食後、再挑戦してみました。

雑木林の中を歩いているとシジュウカラのツツピィーという鳴き声ではありませんがピィー・ピィーと甲高い金属的な鳴き声が聞こえてきました。

鳴き声のする場所に行ってみると。キバラガラが一羽だけ単独で青空を背景にして囀っています。


まだ、つぼみも固い桜の枝の上で、春を待ちかねたのか?とっても小さなクチバシで懸命に囀っています。

今日はいい天気なので、キバラガラも気分がいいのかもしれません。



やっとキバラガラに会えました。

明るいところで観てみるとキバラガラは、あどけなくてとても可愛い小鳥でした。



四十雀(しじゅうから)の つれ渡りつゝ 鳴きにけり」      (原石鼎)












キバラガラは、この枝に長くとまって休んでいましたが。反転して飛び去りました。

関東に初めて飛来した珍鳥なので綺麗な全身が撮影したいと願っていましたが、運よく撮影できました。

「今日はダメなのか?」

と諦(あきら)め始めていたので、とても幸せな気分になりました。