なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

獲物を狙うケアシノスリ

2月1日、最近話題の茨城県ひたちなか市のケアシノスリの撮影に出かけました。

10時過ぎころ現地の広場に到着しました。

ケアシノスリは雑木林の中ほどにとまっていましたが、かなり遠いので飛ぶのを待っていると、突然、飛び立ちホバリングをして下の獲物を狙っています。

一旦空中で静止し急降下して草むらに姿を消しました。

獲物を捕らえたのか?しばらく飛び上がってきません。

そのうち飛び上がりましたが、獲物は持っていませんでした。

その場で食べてしまったのでしょうか?

ケアシノスリは、大陸から渡って来るタカで、北日本日本海側の地域でよく見られるそうですが、渡来数は少ないので、なかなかお目にかかれません。

ノスリと外見や習性がよく似ていますが、褐色味が少なくて全体的に白黒が明瞭で飛翔時に見られる翼下面のシマ模様はノスリより本数が少ないようです。目は黄色で、ノスリより精悍な顔つきです。

ケアシの名のとおり足が細かい羽で覆われていますが、飛んでいるとあまりよく分かりません。

今回は、ホバリングして足を出して獲物を捕らえようとしたのでケアシがよく分かりました。

ここのケアシノスリは、この広場を横切る雑木林を飛び回って餌場にしているようです。

現地に着いて直ぐにケアシノスリが観察できたのでラッキーでした。

このケアシノスリは、曇天にもかかわらず、とても綺麗に見えました。

このケアシノスリは腹の黒褐色部は広く一様で風切も白く尾の黒褐色は1本のメスの成鳥のようです。