なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

岩の上のシノリガモ♂♀

鹿島灘の荒海の押し寄せる海岸付近では、こんな岩礁の多い荒磯を好みとしているシノリガモをあちこちで見ることができます。

シノリガモは、北太平洋沿岸,アイスランドおよびグリーンランドで繁殖し,冬期にはより南の海上で越冬するそうで、日本には冬鳥として渡来し,北日本の海岸や海上に小群で生息しますが、山間の渓流で見られることもあるようです。

でもシノリガモの多くは、岩礁の多い荒磯を好み,潜水して貝類などをとって食べるようです。

全長約43cm。雌雄異色で,雄は青色,栗色,白色の美しい模様があり雌は全身暗褐色で,クチバシの基部と眼の後に白斑があります。

この日は曇天のためシノリガモの綺麗な色は見られませんでしたが、あちこちの岩の上で休むシノリガモを見ることができました。

参考までに晴天のとき撮影したシノリガモの写真を2枚掲載します。



今日から立春ですね。春はもうそこまで来ているのでしょうか?


「袖ひちて むすびし水の こほれるを

       春立つけふの 風やとくらむ」 (紀貫之 古今和歌集

(意訳)
夏に袖(そで)を濡(ぬ)らせて手に掬(すく)って、のどを潤(うるお)していた水が、冬の間に氷っていたのを立春である今日の今頃、春風が解かしているのだろうか。












参考:以前晴天のとき撮影したシノリガモ♂の写真です。