なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

波崎漁港のウミスズメⅡ

茨城県の最東南端に位置する波崎漁港の岸近くにウミスズメが波の間に間に浮かんでいます。

ウミスズメは、ウミガラスやウトウ、ケイマフリと同じウミスズメ科の海鳥で、これらの仲間のうち最も小さく、環境省レッドリスト・絶滅危惧 IA類 (CR))に認定されている希少な鳥です。

ウミスズメは、北太平洋に分布しているそうで、おもに千島列島からアリューシャン列島、アラスカ西部などの島嶼部で繁殖するようですが、日本でも天売島(北海道)、三貫島(岩手県釜石市)などで少数が繁殖しているとのことです。

冬も繁殖地周辺の海上で過ごすようですが中には南下するものもいて、北日本各地の海上で冬鳥として見られ、九州や南西諸島でも記録があるそうです。

先月末にもこの波崎漁港でウミスズメを見かけて本ブログに掲載しました(1月29日)が、2月27日にも波崎漁港の岸辺近くで会うことができました。

ウミスズメは、通常は岸から数kmの沖合の海上に生息し、上陸するのは繁殖期に岩礁や島に上陸する程度とのことなので、岸辺近くで出会える確率は相当低い筈です。

それなのに、この漁港で再度会えるのはちょっと不思議ですね!

おっとりして無邪気で可愛いウミスズメ

私は、この鳥が大好きになりました。