なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ホオアカとサバンナシトド

3月初旬にサバンナシトドがいた埼玉県の田んぼのあぜ道にホオアカも出ていました。

ホオアカもホオジロの仲間です。

ホオジロの仲間は、どの鳥も、とてもよく似ています。

ホオアカは、全長18cm。頬が赤茶色で、眉斑、顎線、後頸部につながるラインが灰色なのが大きな特徴です。上面は赤茶色に黒い縦斑。下面は胸から脇にかけて黒い縦斑があり、腹は赤茶色帯びた汚白色です。

サバンナシトドは、全長約14cm。比較的小さくて尾が短い。上面は褐色で頭頂から背には黒色の縦すじがあり、過眼線、顎線は黒褐色。眉斑にはやや黄色味があるが白いものもいます。

大きさも顔立ちもだいぶ違うので、オオアカが遠い距離にいても見分けやすいのですが、サバンナシトドを一度も見ていないと迷います。

サバンナシトドを一度見て過眼線、顎線、眉斑とお腹の模様を認識してしまえば、もう迷うことはありません。



「鳥はらはら どれが頬赤(ほおあか)やら 目白(めじろ)やら」

                   (正岡子規










以下の写真はサバンナシトド