この深い森では、多くの鳥の囀りが聞こえてきます。
キビタキは木陰にいるので藪の中に入りませんが、コルリ・コマドリ・ウグイスは、運がよければ藪の中からひょっこりと出てきてくれるかもしれません。
あれっ、いつも、なかなか藪から出てこないウグイスが藪からヒョイと出てきました。
でも落ち着かない様子で直ぐに藪に戻ってしまいました。ほんの一瞬の出来事でした。
その後、コマドリ・コルリも藪から姿を現しました。なんと豪華なスターたちでしょう。
三鳴鳥(さんめいちょう ウグイス・コマドリ・オオルリ)のうちの二種類とオオルリより綺麗なコルリが同じ場所で見れるとは。
五月晴れの甲斐路の深い森の朝、小鳥たちも浮かれて出てくるのかもしれません。
至福のひと時が流れて行きました。
「鶯の 息づかい見し 物のかげ」 (杉山杉風)