手賀沼遊歩道も初夏の装いをまとって緑一色になりました。
すでに冬鳥が去り、斜面林のウグイス、ヨシ原のオオヨシキリの囀りやキジのケーンという鳴き声の他は鳥影(ちょうえい)の寂しい時期になりました。
そんな中でも、遊歩道の緑陰で綺麗な複雑なさえずりが聞こえます。
いつもここに居るホオジロの鳴き声です。
遊歩道のオオヨシキリは、鳴き声ばかりで、ほとんど姿を見せませんが、ここのホオジロは、人馴れしているのか、間近に姿をみせてくれます。
緑の中にいるホオジロは、初夏の景色に馴染んで、とても新鮮な気分なりますね!
「高槻(たかつき)の 木末(こずえ)にありて
頬白(ほおじろ)の さえづる春と なりにけるかも」
(島木赤彦)