なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

浮島上空を囀りながら下降するセッカ

浮島のヨシ原では、オオヨシキリやコジュリンのさえずりがきこえています。

その上空では、セッカの鳴き声も聞こえてきます。

セッカは小さな鳥なので、空を舞い上がると肉眼では点のようにしか見えません。

でも、そのヒッヒッhッという鳴き声はあたりによく響きます。

下降するときはジャッジャッと鳴くようですが、遠くからはあまりよく聞こえません。

セッカは、千葉県では、絶滅寸前または絶滅危惧種(絶滅危惧I類、CRまたはEN) に指定されている希少種とのことです。



「雪加(せっか)鳴き 端居(はしい)にとほき 波きこゆ」       水原秋櫻子


意訳:風通しのよい縁側に座っていると、セッカのさえずりが聞こえ、遠くに波の音も聞こえてきます。

注;端居は、縁側(えんがわ)のこと




参考:以前撮影したセッカ