なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

囀りながら飛ぶオオセッカ

笹川付近の利根川のヨシ原でジュグジュグジュグジュグと囀る鳴き声が聞こえてきました。

オオセッカの囀りです。

オオセッカは、独特の「囀り飛翔(さえずりひしょう)」をする、とても愛嬌(あいきょう)のある野鳥です。

世界的にも希少種であるオオセッカですが、毎年この利根川下流のヨシ原で囀っています。

オオセッカは 、スズメ目センニュウ科センニュウ属の日本固有亜種の鳥で、全長13cmで、スズメより少し小さく、セッカと同じくらいの大きさです。

名前から見るとセッカの仲間のようですがそうではなくてXXセンニュウと名づけられた鳥たちセンニュウの仲間のようです。

オオセッカは、種の保存法「国内希少野生生物種」、環境省レッドリスト絶滅危惧IB類(EN)に指定されている絶滅の恐れのある鳥です。

利根川のこの付近の代表的な鳥は、コジュリンがなのですが、このオオセッカはそれよりさらに希少な鳥なのです。

でも、この鳥が元気に囀りながら飛ぶ姿を見ていると「灼熱の夏の到来」を感じます。

これから過酷の夏の始まりです。