近くの田んぼに出かけてみましたが、出会えたのはチュウサギだけでした。
チュウサギの小さな群れが離れ離れに田んぼの中でエサを探して歩き回っていました。
彼らは夏羽から冬羽になり南方に帰る準備をしているようです。
近くで見るチュウサギはとても美しく見えたので、北原白秋の「白鷺」の詩を思い出しました。
白鷺 (北原白秋)
白鷺は、その一羽、
睡蓮の花を食み、
水を食み、
かうかうとありくなり。
白鷺は貴くて、
身のほそり煙るなり、
冠毛の払子曳く白、
へうとして、空にあるなり。
白鷺はまじろがず、
日をあさり、おのれ啼くなり、
幽かなリ、脚のひとつに
蓮の実を超えて立つなり。