なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼付近に咲く紅白のヒガンバナ

手賀沼付近の広場に紅白のヒガンバナが咲いている場所があります。

いま、見事な花を咲かせています。

紅のヒガンバナの中に白いヒガンバナがあると、とても目立ちます。

この世=此岸(しがん)から、あの世=彼岸(ひがん)に渡ることを至彼岸(「とうひがん)と言います。

紅の彼岸花に囲まれた白い彼岸花は、紅の輪から白の花に渡っていくようにも見えてきました。

さすれば、白い彼岸花が本当の彼岸花かもしれません。

さて、彼岸は、インドの言葉パーラミター(波羅蜜多)の訳語「至彼岸」の略です。 至彼岸とは、「比の岸」即ち人間の苦しみ・恨み・悲しみ・喜びなどが混在している迷いの多いこの世界から、「彼岸」即ち仏様の世界・迷いのない理想の世界へと自分を高めて、永遠の「楽」の世界へ到達しようと努力することなのです。

般若心経(はんんやしんぎょう)の中に出てくる「般若波羅蜜(はんにゃはらみつ)の世界です。

この般若の智慧は「色即是空 空即是色」ですよね!

羯諦羯諦、ギャテイギャテイ
波羅羯諦、ハラギャテイ
波羅僧羯諦、ハラソギャテ
菩提薩婆訶。ボシソワカ