なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

瑞兆のウミスズメ

1月7日朝、七草粥を食べてから海鳥を観るために銚子漁港に出かけました。

漁港の岸辺近くで鯔(ぼら)が彼方此方の水面から跳ね上がってキラキラと輝いています。

気持ち良さそうに飛び跳ねている鯔たちを見ていると突然、海水の中から黒い鳥が目の前に浮き上がってきました。

びっくりして観てみると、いつもは海上の彼方に小さく見えるウミスズメです。

あまりの近さに驚いてあわてて撮影しました。

ウミスズメは、ウミガラスやウトウ、ケイマフリと同じウミスズメ科の海鳥で、これらの仲間のうち最も小さく、環境省レッドリスト・絶滅危惧 IA類 (CR))に認定されている希少な鳥です。

年初に希少なウミスズメに出会えるとは、「瑞兆」のような気がしてきました。

今年は鳥運が明るいのかもしれません! 皆様にとっても酉年は、いい年になるのかも知れません!

漁港内で見かけたウミスズメは3羽でした。



以下の写真はLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.SをOLYMPUS OM-D E-M1 のボディに装着して35ミリ換算800ミリF6.3ズームとして手持ちで撮影してみました。