なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

渡良瀬遊水地上空を飛ぶチュウヒ

ご存知のように、渡良瀬遊水地は、東京から60キロメートルに位置し、群馬、栃木、埼玉、茨城の4県の県境にまたがる日本最大級の遊水地です。

広大なヨシ原が特徴で、貴重な動植物が数多く確認され、ラムサール条約湿地に登録されています。


ちょうどお昼を過ぎたころ、ヨシ原の鷹「チュウヒ」が現れました。

エサを求めてゆったりと飛んでいますが、だんだん遠ざかって行ってしまいました。


チュウヒという名前について最近こんなことを考えてみました。

宇宙というのは日本書紀などの読みでは「あめのした」と読ませているので「天地」となり
「宙飛(ちゅうひ)」は、地を飛ぶと解釈すれば地上近くを低空飛行する鷹の語源になったのではないか?

と。


注:『日本書紀』神代上
 故、其の父母二神、素戔嗚尊に詔したまはく、“汝甚だ無道し、以ちて宇宙に君臨たるべかず。固當遠く根の国へ適れ”とのりたまひ、遂に逐ひたまふ。
(新日本古典文学全集 日本書紀 小学館より)

スサノオノミコト乱暴が過ぎて、宇宙を追い出されてしまった。という内容ですが、この場合の“宇宙”は、“あめのした”と読み、天下、すなわち世界という意味合いで使われているようです。



まあ、こんなことを考えてみると間違っていたとしても楽しいですね!