なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

印旛沼のヒクイナ

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上の写真は、キヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMに1.4倍のテレコンを装着し手持ち撮影しました。

 

1月21日、晴れ、印旛沼の茂みからヒクイナが現れました。

採食しながら歩き回りましたが茂みに姿を消しました。

 

この宿は 水鶏も知らぬ 扉かな」      (松尾芭蕉

 

昔はクイナとヒクイナは区別されていなかったようで、歌に詠まれた水鶏(くひな)は、ほとんど夏にキョ・キョ・キョと鳴くヒクイナの声のようです。

ヒクイナの鳴き声は、「たたく」といわれ、数多くの歌にも文章に使用されたようです。

例えば、兼好法師(けんこうほうし)の「徒然草(つれづれぐさ)」に「早苗(さなえ)とるころ,くひなのたたくなど,心ぼそからぬかは」(徒然草 19段)などと描写されています。

佐々木信綱作詞の「夏は来ぬ」のクイナもヒクイナだそうですよ!

食性は雑食で、昆虫、クモ、甲殻類、軟体動物、魚類、両生類、小型鳥類、植物の茎、種子などを食べるようです。