なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼のヒクイナ

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上の写真はコンパクトデジカメPanasonic FZH1 (光学20倍(24mm-480mmLEICA DC VARIO-ELMARITレンズ)で手持ち撮影しました。

 

3月17日朝、手賀沼の天気は晴れ。

ヒクイナが葦の影から水辺に姿を表しました。

水辺の水も春めいています。

 

歌に詠まれるクイナは、ヒクイナで、その鳴き声が、戸を叩く音に聞こえることでよく詠まれたようです。

 

昔は、クイナとヒクイナとを区別していなかったようです。枕草子や、源氏物語に出てくるクイナも、ヒクイナとのことです。

 

ヒクイナは、今では、絶滅危惧種なので、それほど見られませんが、ありがたい事に、手賀沼ではクイナとともに、そのあちこちで見ることができます。

 

「此の宿は、水鶏(クイナ)も知らぬ扉(とぼそ)かな」
                     (松尾芭蕉)」