上の写真は、キヤノンEOS7D MarkⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。
今、皇帝ダリアが咲いています、大きくて立派な花ですね。
喫茶去 和魂洋才について
もう12月になりました。
師走になるとNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」を思い出します。
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」は、司馬遼太郎の同名の小説を原作とするドラマで2009年から2011年にかけて、3部構成で年末に放送されました。明治時代初期から日清・日露戦争までが歴史的な舞台として描かれています。
主なキャストは、本木雅弘(秋山真之)、阿部寛(秋山好古)、香川照之(正岡子規)、菅野美穂(子規の妹・律)です。
脇役も豪華メンバーです。
加藤剛(伊藤博文)、江守徹(山県有朋)、大杉漣(陸奥宗光)、竹中直人(小村寿太郎)、西田敏行(高橋是清)、柄本明(乃木希典)、高橋英樹(児玉源太郎)、米倉 斉加年(大山巖)、石坂浩二(山本権兵衛)、渡哲也(東郷平八郎)、伊東四朗(真之の父)、竹下景子(真之の母)、松たか子(好古の妻)石原さとみ(真之の妻)尾上菊之助(明治天皇),舘ひろし(島村速雄),藤本隆宏(広瀬武雄),小澤征悦(夏目漱石)、佐野史郎(陸羯南)、榎木孝明(森鴎外),真野響子(乃木の妻)
ナレーション「渡辺 謙」です。
「坂の上の雲」の映像はNHKが総力を挙げて制作したドラマで、今後おそらくテレビでこれ以上の作品は作れないように思われます。
ストーリーも制作スタッフも役者も音楽も最高のこのような作品は、滅多にできるものではありません、
この総製作費は250億円とかNHK大河ドラマの10倍ともいわれています。
一般のNHK大河ドラマは一話あたり6000万円で52週間で30億円くらいです。
そのため「坂の上の雲」は、特別の制作予算を3年に分けて計上する必要があったようです。
その主題歌も見事なもので「となりのトトロ」などアニメのジブリ作品の主題歌の作曲などで有名な久石譲を起用し、イギリスの世界の歌姫サラ・ブライトマンに歌わせるという豪華なものです。
なを、坂の上の雲 主題歌「Stand Alone」は、歌:(第1部)サラ・ブライトマン(ヴォカリーズ)(第2部)森麻季 (第3部)久石麻衣の3人で歌われています。
Stand Alone 作詞:小山薫堂
ちいさな光が 歩んだ道を照らす
希望のつぼみが 遠くを見つめていた
迷い悩むほどに 人は強さを掴むから 夢をみる
凛として旅立つ 一朶の雲を目指し
あなたと歩んだ あの日の道を探す
ひとりの祈りが 心をつないでゆく
空に 手を広げ ふりそそぐ光あつめて
友に 届けと放てば 夢叶う
はてなき想いを 明日の風に乗せて
わたしは信じる 新たな時がめぐる
凛として旅立つ 一朶の雲を目指し
明治30年6月26日、日本海海戦の参謀秋山真之(あきやまさねゆき)少佐がまだ大尉だった時「アメリカ国留学」被仰付られます。
この年の留学生5名のうちで一番若い秋山大尉が先輩たちに発破をかけた。
「ワシたちは外国から学ぶだけではなく、それを突破して、外国のエッセンスを自主的に使いこなせるところまで抜けださなければウソでしょう。ワシはアメリカへゆくから、戦略、戦術といった方面で、それをやってみるつもりです」
帰国後、海賊の戦法「海賊流」「三島流」「甲州流」「全流」等の書籍を研究し丁字戦法を考案してバルチック艦隊を撃破します。
私達も和魂洋才(日本人としての精神を堅持しつつ、西洋の学問・知識を受け入れること)の「生き様」を忘れてはならないような気がします。
凛りんとして旅立つ 一朶いちだの雲を目指し
いい言葉です。