上の写真は、2015年10月稲敷市で一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影した写真の再掲です。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへ金属の衝突体をぶつける実験で、リュウグウ表面にクレーターができていることを確認したと発表した。小惑星へ人工的にクレーターを作ることに成功したのは世界初。
はやぶさ2は今月5日、重さ約2キロの銅の球をリュウグウへ秒速2キロで撃ち込み、はやぶさ2から分離された小型カメラが衝突によって物質が飛び散る様子の撮影に成功していた。今年2月の着陸に続き、衝突実験もすべて計画通りに成功させた。今後、クレーターやその周辺への着陸を検討する。
上の再掲写真は、ハヤブサの飛来で下の写真は、飛び去るハヤブサです。
クレーター作成時はやぶさ2は、作成場所を離れ退避していました。
はやぶさ2は、2015年打ち上げ以来、ミッションを次々と成功させています。
以下に2015年当時に掲載したこのブログの文章を再掲します。
小惑星探査機「はやぶさ2」は、第2回目のイオンエンジン連続運転が正常に終了していることが2015年6月7日に確認され、本年12月に予定されているスイングバイに向けて順調に飛行中とのことです。
これまでに、「はやびさ2」は、地球スイングバイに向けた軌道制御運転(第1回イオンエンジン連続運転、3月3日~21日実施)による軌道計算・軌道決定の詳細な評価を行った結果、計画どおりの軌道であることが確認でき、この評価により、地球スイングバイ実施予定日を12月3日に計画することとなっていました。
12月に予定されている「地球スイングバイ実施」までは、順調に飛行を続けるとのことです。
解説:スイングバイについて
地球から打ち上げのられた「はやぶさ2」は地球を追いかけるように太陽を一周します。太陽を一周するこの1年の間、「はやぶさ2」は、イオンエンジンの試運転をしたり、機器のチェックを行います。約1年後、地球に追いついて、「スイングバイ」をします。
ここで「はやぶさ2」が行うスイングバイというのは、地球の重力を利用して「はやぶさ2」の速度を加速することです。加速することで公転する小惑星に追いつくための速度を得ます。
地球の重力に引っ張られすぎると、墜落してしまいますが、角度や速度を綿密に計算することで、墜落することなく加速できるという航法なのです。